2025/6/14~6/22 ハレの日第8歩~アトリエにしまち通りと仲間達~

深緑に包まれたきりん舎で「アトリエにしまち通り」の作品発表会「ハレの日」が今年も開催されました。

同時展示に協力してくださったのは、ふなや吉兵衛と仲間たち、社会福祉法人 綾部福祉会 あやべ作業所、社会福祉法人 まいづる福祉会 まぐらゆるりの方々。Imai Tadao氏とImai Taro氏(銅版画)、きりん舎理事の西村さんと日根さん(灯り)も寄せられました。

ギャラリー1階の最初の間から次の間にかけて、アトリエにしまち通りの作品が並んでいます。

  • 四方久輝さん 小さくてかわいいこどもやさまざまな生き物たちが楽しそう。
  • HARUKAさん 友だちや記憶に残る人を彩り豊かに起き上がり人形のように描く。
  • YUKINAさん 抽象的な表現にも挑戦しながら、新たな心の風景に飛び立つ。
  • 四方美紀子さん 詩と絵を組み合わせた作品をはじめ、内省により自身を見つめる。
  • 衣川早耶香さん 鮮やかな花が画面に咲き乱れる。
  • 堀川遥香さん 画面いっぱいに描かれた見事な虹。
  • 大槻めぐみさん かわいい雛あられがこぼれるように描かれるのは人物か。
  • ケンタロウさん 絵や写真をもとに作者の手がドライブする。
  • KEISUKEさん 商業モールの店舗内装、外構まで段ボールで多層階まで作り込み。
  • KOICHIさん 憧れの戦隊ヒーローシリーズは今回も健在。

また、アトリエ参加待機中のアトリエメイツの展示もあり、enさんは数多くの飛行艇が空に浮かぶSF的発想が興味深い絵、大内巡さんはジブリ作品を思わせるすてきな絵が並びました。

きりん舎理事の西村さんと日根さんはそれぞれ本職を活かした、灯りに関する楽しい試みを作品にしたもの。灯りの当てる角度や順番、偏光フィルターを使ったトリックなど、見飽きないものでした。

奥の間の右側ではまぐらゆるりからの5人の出展。藤田有香さんの布の端切れをうまく使って色鮮やかに表現した「あじさい」や矢野昌子さんの小さくてきれいな花がちりばめられた「いっぱいの花」など。左側のあやべ作業所からの5人の出展と合わせて楽しめる展示でした。

奥の間のつきあたりはImai Tadao氏とImai Taro氏の銅版画と、と製作手法と道具の紹介が展示されていました。Tadao氏、Taro氏の作品群は、子供時代のノスタルジーを思いおこさせる素晴らし作品でした。

2階では、ふなや吉兵衛と仲間たちからはふなや吉兵衛さんの絵画4点、川村しょうだいさんの絵画4点と石に着彩したオブジェ作品2点。ふなや吉兵衛さんは旅の風景や異国の人々を鮮やかに描写。川村しょうだいさんは動物を画面いっぱいに描き、絵本のようなかわいいタッチが楽しいものでした。

きりん舎のアトリエとして恒例化したにしまち通りの活動。このように多くの方とのつながりが広がっているのは楽しいですね。