明日、10月22日よりギャラリーきりん舎を開館します。南山城学園 円(まどか)と、みずなぎ鹿原学園の作品を展示します。人の表現行為の不思議を実感させられる作品です。
ギャラリーきりん舎では、11月の展覧会「がっせぇ五人囃子」が開催中です。
「がっせぇ」は但馬弁で「すごい」という意味。今年で第6回目をむかえた、但馬ボーダレスアート展「がっせぇアート」で活躍されている作家の中から5人を選抜しての展覧会です。「がっせぇアート」は100人以上の作品が一堂に会する迫力満点の展覧会ですが、この展覧会では個人の作品にじっくりと向き合えます。
アットホームな、きりん舎の空間で見ると作品ものんびりとくつろいでいるようにも感じられます。
今回販売のTシャツは、直接ペイントされた一点ものです。他のグッズもおすすめです。
展覧会は11月28日土曜日まで開催中です。秋の行楽をかねて、綾部のギャラリーきりん舎をのぞいてみてください。
7月19日(土)より、YELLOW作品展 浮遊する色彩 がはじまりました。
夏らしい天気にめぐまれた20日の日曜日にギャラリーきりん舎を訪ねました。
今回の作品展は、大阪の泉佐野市のりんくうタウンで、アトリエ活動をメインに地域での就労継続支援や移行支援を行うYELLOWの登場です。アトリエ単独で行う展覧会は今回が初めてだそうです。参加作家数も、今までの展覧会では最多の8人が参加。多彩な作品が並びました。
来場された皆さん、熱心に作品に見入ってました。出品された作家さんが来られていたので、作品や絵を書き始めたきっかけなど、お聞きすることができました(インタビューの内容は次号で詳しく紹介します!)。
展覧会は、8月3日(日)までです。暑い夏になりそうですが、YELLOW作品展を見に綾部にお越しください。
ギャラリーきりん舎、春の展覧会のお知らせです。
期間: 4月19日(土曜)〜5月3日(土曜)
出展作者
fromやまなみ工房
from兵庫
写真はやまなみ工房のアトリエとギャラリーです。
植野 康幸 うえのやすゆき
1973年生まれ。大阪府大阪市在住
2005年より作品制作を始める。
色はピンク、キャラならベティ。可愛いもの・きれいなものが大好き。
言葉のない彼がファッション雑誌VOGUE(ヴォーグ)を購読し、気に入ったものをモチーフにとことんまで描く。
日々コツコツと時間をかけ、丁寧に作品の細部まで色を積み重ねる彼の絵は、他には得難いクールな美がある。
モデルの仕草や衣服、色合いにこだわる彼は、納得いくまで何度も消しては描き、着色も複数の素材を使って
塗り重ねる。
試行錯誤を繰り返し出来上がった作品は独自の色合いに溢れ、細部に至るまで彼のこだわりで満たされている。
大川 誠 おおかわ まこと
1976年生まれ。大阪府大阪市在住
2005年より絵画作品制作を始める。その後、原羊毛によるフェルト人形「makoot Doll」の制作開始
大川は物を壊し続ける人だった。
2005年からアートを始めた事で、破壊のエネルギーが想像のエネルギーに切り替った。
大川の制作に対する集中力は凄まじい。
原羊毛を手に取り、フェルト人形制作を始めると3ヶ月は作り続け、2~3日で1体を完成させる。
フェルト人形制作の手を休めて筆を持つと、同じテーマで100枚以上を書き続ける。
彼の作り出すものは鮮やかで、力強さに満ち溢れた色彩は私たちを捉えて離さない。
中村 大輝 なかむら ひろき
1988年生まれ。大阪府大阪市在住
2006年より作品制作を始める。
中村はいつも笑顔で、周りを元気にさせる力をもっている。
その絵にもまた笑顔が描かれているが、静かな石仏をたたえているかのようにも見える。
色鉛筆で力強く塗り込められた画面は同じように見えても、バックの塗り分けが違っている。
芯が無くなると違う色に持ち替えるが、その配色の意外性に惹き付けられる。
西岡 弘治 にしおか こうじ
1970年生まれ アトリエコーナス所属
2005年より制作を始める。
幼少時代から周りをハラハラさせた、多動で身軽な野性的な行動に満ちあふれたエネルギーは
30年後、「動」から「静」へと変化した。
2006年秋、コーナスに寄付されたピアノについてきた「SONATINE」の楽譜を模写し始め、
『音符シリーズ』が生まれた。
無機質な音符や記号が穏やかな遷都柔らかなカーブで描かれ、美しい旋律が聴こえるようだ。
彼がいつも口ずさんでいるフレーズと、うちなる世界がそこにある。
おおらかに描いていくため、画用紙に音符が入りきらなくなるが何としてでも入れこむ。
その収め方がなんとも面白くあっぱれだ。