アールブリュットの短い旅」カテゴリーアーカイブ

NOMA

2月27日、近江八幡のボーダレスアートFESTを見学しました。

NOMA美術館を起点に町屋を活用した展示スペースを梯子しているとたちまち2時間半を消費。今回は、陶などの立体が少なかったように思う。

その一方で、創作風景を投射機をつかった映像で紹介しているのが新鮮だった。

NOMA美術館

NOMA美術館

 

アール・ブリュットの短い旅 東京都美術館と川崎市岡本太郎美術館

今夏の美術館探訪記

8月2日と3日、東京都美術館の「楽園としての芸術」展と、川崎市岡本太郎美術館の「岡本太郎とアール・ブリュット—生の芸術の地平へ…何だ、これは」を訪ねた。

東京都美術館 10476105_697509273674610_4910514860017955804_o

前者では「アトリエ・エレマン・プレザン」(三重、東京)と「しょうぶ学園」(鹿児島)の作品が展示されている。絵もさることながら、長い時間をかけて創り込んだ“縫い”作品には今回も圧倒された。以前京都造形芸術大学でも“縫い”作品を観賞したが、展示空間の違いもあってか展示方法がやや違っているように思え、そのことから作品の見え方にも違いがあったように思う。

10603838_697509450341259_6187875054212036990_o 10471372_697509397007931_143956509565870255_o

後者の方では、岡本太郎の絵画や彫刻作品を中心としてH・ルソーやC・ボンボアさらにJ・デビュッヘなどの作品、あるいはアフリカの彫刻などと共に、「やまなみ工房」(滋賀)と「アトリエ・コーナス」(大阪)そして「工房集」(埼玉)の作品が共同展示してあった。「工房集」の作品には、今回が初めての出会であり新鮮な印象をうけた。

ここでは、「何だ、これは!」と銘打って、評価の定まったインサイダー・アートとアール・ブリュットの作品を共同で展示し、既知の観賞態度や芸術の在り方を問い直している野心的な企画に強い共感を持ち問題意識の触発を受けた。

展示の仕方によるとも思えないが、岡本太郎の作品に以前と比べてより力強い感動を得た。自分の側の観賞の仕方が変わってきたようにも思えるが、なんだか落ち着かない気持ちを引きずって帰途についた。

10603838_697509450341259_6187875054212036990_o DSCF1195

ついでに、美術館にほど近い旧岩崎邸とハスの咲き誇る不忍池を回ってみた。久しぶりに訪ねた不忍池のハスは盛りを過ぎていたがまだ一面に緑の葉を密生させ、ところどころに大ぶりの花をのせていた。

旧岩崎邸正面 DSCF1201

旧岩崎邸は丁寧に手入れされていて、今も沢山の観光客が訪れている。主庭はやや荒れているが、和建築に付随した飾り蹲踞などは丁寧に手入れされていて見ごたえがあった。庭木のほとんどがモッコクだったが、これは岩崎翁の好みだったのかなぁ。また、幾つかの石造美術作品も残されている。

撞球場テラスの椅子

…以上は、余暇のおすそ分けでした。

 

塩見

アールブリュットの短い旅

11月8日~10日にかけて、栃木県那珂川町の“もうひとつの美術館”では「すずかけ工房展」を見学し、絵本作家・はたよしこさんのトークを聞き、東京世田谷美術館では、刺激的な展示を堪能しました。アールブリュットの理解や、アトリエ活動の在り方については、実に多様な考え方があり、今さらながらいろいろと考えさせられる旅を経験しました。“きりん舎”では、多様な理解やアトリエ活動を、多様な姿で社会とつなぐ場所でありたいと考えています。

DSCF0754

もうひとつの美術館

廃校を利用した“もうひとつの美術館” 近所に、実においしい蕎麦屋あり。

もうひとつの美術館:廃校を利用した“もうひとつの美術館” 近所に、実においしい蕎麦屋あり。

1463687_542299482528924_687130319_n

世田谷美術館:久しぶりのアンリ・ルソーでした。

世田谷美術館:レストランやカフェも素敵でした。

世田谷美術館:レストランやカフェも素敵でした。