ギャラリーきりん舎」カテゴリーアーカイブ

アトリエコーナス・出展アーティスト情報

第3回展覧会 記憶と憧れの組曲 出展作家プロフィール

 

植野 康幸 うえのやすゆき

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1973年生まれ。大阪府大阪市在住
2005年より作品制作を始める。

色はピンク、キャラならベティ。可愛いもの・きれいなものが大好き。
言葉のない彼がファッション雑誌VOGUE(ヴォーグ)を購読し、気に入ったものをモチーフにとことんまで描く。
日々コツコツと時間をかけ、丁寧に作品の細部まで色を積み重ねる彼の絵は、他には得難いクールな美がある。
モデルの仕草や衣服、色合いにこだわる彼は、納得いくまで何度も消しては描き、着色も複数の素材を使って
塗り重ねる。
試行錯誤を繰り返し出来上がった作品は独自の色合いに溢れ、細部に至るまで彼のこだわりで満たされている。

大川 誠 おおかわ まこと

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1976年生まれ。大阪府大阪市在住
2005年より絵画作品制作を始める。その後、原羊毛によるフェルト人形「makoot Doll」の制作開始

大川は物を壊し続ける人だった。
2005年からアートを始めた事で、破壊のエネルギーが想像のエネルギーに切り替った。
大川の制作に対する集中力は凄まじい。
原羊毛を手に取り、フェルト人形制作を始めると3ヶ月は作り続け、2~3日で1体を完成させる。
フェルト人形制作の手を休めて筆を持つと、同じテーマで100枚以上を書き続ける。
彼の作り出すものは鮮やかで、力強さに満ち溢れた色彩は私たちを捉えて離さない。

中村 大輝 なかむら ひろき

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1988年生まれ。大阪府大阪市在住
2006年より作品制作を始める。

中村はいつも笑顔で、周りを元気にさせる力をもっている。
その絵にもまた笑顔が描かれているが、静かな石仏をたたえているかのようにも見える。
色鉛筆で力強く塗り込められた画面は同じように見えても、バックの塗り分けが違っている。
芯が無くなると違う色に持ち替えるが、その配色の意外性に惹き付けられる。

西岡 弘治 にしおか こうじ

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1970年生まれ アトリエコーナス所属
2005年より制作を始める。

幼少時代から周りをハラハラさせた、多動で身軽な野性的な行動に満ちあふれたエネルギーは
30年後、「動」から「静」へと変化した。
2006年秋、コーナスに寄付されたピアノについてきた「SONATINE」の楽譜を模写し始め、
『音符シリーズ』が生まれた。
無機質な音符や記号が穏やかな遷都柔らかなカーブで描かれ、美しい旋律が聴こえるようだ。
彼がいつも口ずさんでいるフレーズと、うちなる世界がそこにある。
おおらかに描いていくため、画用紙に音符が入りきらなくなるが何としてでも入れこむ。
その収め方がなんとも面白くあっぱれだ。

展覧会・記憶と憧れの組曲

ギャラリーきりん舎では、現在、第3回目の展覧会、記憶と憧れの組曲が開催中です。

今回は、大阪で活動をしているアトリエコーナスから、4人の作家が出展してくださいました。

すっかり春らしくなった、すばらしく天気のいい日曜日、綾部市のギャラリーを訪ねました。

庭に大きく開かれた展示室には、墨で描かれた楽譜の作品が。五線譜や音符は、奔放な曲線を描きながらも、楽譜としては正確に描かれているそうで、自由で明るい雰囲気の中にきりっと引き締まった空気を感じる作品です。民家を改築したギャラリーの他の空間にも、色彩ゆたかな作品が展示されていました。二階の和室には、原羊毛で作られたフェルト人形が、天井や壁からつるされて、不思議な空間を創り出しています。ぜひ、畳にすわって、個性的な人形たちとの会話をたのしんでみてください。

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今回は、ギャラリーの運営をされている塩見氏に、作家や作品に関するお話を、直接うかがうことができました。

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作品の説明をするギャラリーの塩見氏

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作品に見入る来館者

 

 

 

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出展作家のグッズも販売しています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展覧会は、今月の31日日曜日までです、春の空気の中、生命力あふれる作品に出会いに、綾部市のギャラリーきりん舎に、ぜひお越しください。