アトリエにしまち通り」カテゴリーアーカイブ

6/26~ 7/4 ハレの日 第4歩 ~アトリエにしまち通りと仲間達~

きりん舎で創作活動を続けている「アトリエにしまち通り」の作品発表会「ハレの日」は第4回目を迎え、今年もいろんな作品が展示されました。

ろう画家三原巌さん、障害者支援施設いこいの村栗の木寮やまいづる福祉会マグ・la・カフェゆるりの仲間、きりん舎理事の日根伸夫さんと塩見節代さん、ぎりん舎オーナー塩見さん友人の今井忠夫さんらの作品も加わり、和やかで雰囲気の良い展示になっています。

恒例の近江おごとハーブガーデンの山本真理さんが調合したアロマオイルも心地よく、梅雨のひとときをさわやかにしてくれます。

また、今年は電子ピアノが新機軸としてきりん舎に登場しました。きりん舎の活動計画の一環で今後 音楽活動も準備中です。以前からボランティアとしてもアトリエにしまち通りに携わっていただいている前田さんのピアノ演奏が会期中にお目見えするかもしれません。
ギャラリーのピアノは、どなたでも弾いていただくことができます。音とともに楽しむきりん舎の今後の展開をどうぞご期待ください。

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アトリエにしまち通り 秋のスケッチ遠足 2020

10月24日、アトリエにしまち通り秋のスケッチ大会を、旧・綾部市立豊里西小学校の校舎を活用した交流拠点施設「綾部市里山交流研修センター」で行いました。

幸いお天気にも恵まれ、参加メンバーは、大きな芝生広場を中心に、おもいおもいの場所で画材道具を広げてスケッチをはじめました。

時を刻み続けてきた小学校の時計や、施設の入り口に置かれたチェーンソーアートのフクロウ、秋の空など、それぞれが見つけ出したモチーフをもとに、秋の一日を表現します。

秋の午後のひと時を、スケッチをしたり、芝生の広場を走り回ったりしながらそれぞれの時間をのんびりと過ごした一日でした。

「あやべ市民新聞」で、アトリエにしまち通り作品集の特集を組んでいただきました

あやべ市民新聞 2020年7月22日


 2017年に「アトリエにしまち通り」を開設しはや三年が経過しました。表現活動
を楽しむ参加者とともに、私たちも充実した三年間を楽しんできたと思います。年に
一度のスケッチハイクや展示会「ハレの日」も良い経験でした。これまでの活動を通
じて、参加者の一人ひとりは、少しずつ“自分の表現する力”を養い、観賞者の胸を
打つ作品を創作しています。そのような、アトリエにしまち通りの「いま」を、皆さ
んにお届けしたいと思います。楽しく観賞していただければ幸いです。
                                  舎主敬白

7/18~ 7/26 ハレの日 Ⅲ~ アトリエにしまち通りと仲間たち ~

きりん舎のアトリエとして活動を続けている「アトリエにしまち通り」の作品発表会「ハレの日」。今年で第3回目を迎えました。近江おごとハーブガーデンの山本真理さんに調合してもらった夏の香りアロマオイルでお出迎えします。

にしまち通りの作品は、8名の参加者から2~7点ずつ出展。それぞれの興味の赴くまま描かれた作品は画題が多岐にわたり、個性がいよいよ明確になってきました。

きりん舎理事2名も真剣に作品制作。それぞれの石や照明といった得意分野を生かしたインスタレーションを並べました。

障害者支援施設いこいの村栗の木寮とまいづる福祉会マグ・la・カフェゆるりからも同時出展いただき、恒例の松浦つかさ氏(造形作家)、鈴木隆氏(陶芸家)にも応援・協力作家として出展していただきました。 この機会に合わせてアトリエにしまち通りの作品集が完成しました。今回の展示にない作品も掲載しており、ギャラリーで閲覧可能ですのでぜひご笑覧ください。

玄関から階段の間にかけて並ぶのはアトリエにしまち通り8名の作品です。

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アトリエにしまち通り 秋のスケッチ遠足 2019

10月25日 アトリエにしまち通りのスケッチ遠足がありました。
参加メンバーは1時過ぎに里山ねっと・あやべに到着。 それぞれに描いてみたいと思う場所を選んでスケッチを始めました。

里山ねっと・あやべは市街地から北西、車で10分程度の山際にあります。周囲には緩やかな山が連なり、傾斜を利用した田畑の眺めとこじんまりした集落の古い家並みが魅力的です。

廃校となった小学校校舎を利用した研修、地域コミュニティ、アウトドア施設という感じでしょうか。手入れが行き届いた芝生広場、木造で気持ちの良いホール、懐かしい教室の面影を残した貸室など落ち着いた雰囲気で居心地よく過ごすことができました。

参加者のもそれぞれそんな雰囲気を感じ取って周囲の山々や、空、建物や庭の様子を写したり
自分の世界を表現したりしていました。

最初に曇っていた天気は昼下がりに回復し、途中から青空がのぞいて秋らしい陽気に。 周囲を見渡すと、木々は色づき、フジバカマのような季節の花も咲いていました。
ティータイムの後も和やかにスケッチやおしゃべり、元気よく走ったりして過ごし、4時前に解散。
思い思いの絵が出来上がり、楽しい一日となりました。

7/13~ 21 ハレの日 Ⅱ ~ アトリエにしまち通りと仲間たち ~

昨年に続いて2回目となるハレの日シリーズ。きりん舎から派生したアトリエにしまち通りの作品展示を行いました。同時展示は、いこいの村・栗の木寮、京都太陽の園 宮津サンホーム。造形作家の松浦つかささんには木彫による仏像シリーズを提供していただきました。また2階には今回初めてせんだん苑こども園より、3歳から5歳児の子どもたちによる元気のよい作品が集まりました。14日には岸田ごんべさんのギターライブも行われ、展示に合わせた即興演奏で心地よい音色が奏でられました。

ギターライブの動画をYoutubeにアップしています。
アトリエにしまち通り展覧会ハレの日2応援ライブ前編

アトリエにしまち通り展覧会ハレの日2応援ライブ後編

よろしければ昨年の「ハレの日」のレポートもご笑覧ください。
7/20~7/24 ハレの日 ~アトリエにしまち通りと仲間達~

玄関の間から通路の間にかけては、アトリエにしまち通り8名による2018年度制作24点を展示しています。 続きを読む

7/20~7/24 ハレの日 ~アトリエにしまち通りと仲間達~

NPO法人きりん舎では、昨年5月から「アトリエにしまち通り」を開始し、ほぼ月2回のペースでアトリエを開放しています。利用者は全員で8名となり、それぞれが自分なりの表現を追求し、絵を描くことを楽しんでいます。

この一年間で利用者が描いた絵は全部で300点以上におよび、このたび作品を選んでアトリエ展を開催することとしました。綾部市の栗の木寮と宮津市の宮津サンホームを迎えて三者同時展とし、日頃からきりん舎の活動にご理解ご協力いただいている陶芸家の鈴木隆氏、造形作家の松浦つかさ氏、きりん舎理事で照明デザイナーである西村氏・日根氏からも作品が寄せられました。そして、きりん舎のウェブサイト運営を担う岸田氏の土曜日限定ギターソロライブもあり、ギャラリーはにぎにぎしく盛況でした。

まず、庭に入ってすぐ普段と様子の違うことに気づきます。鈴木隆氏の作品があちこちに見られ、いくつかは木にぶら下がって食虫植物のよう、またいくつかは地面に据えられた土器のよう。これらの不思議な形のオブジェは、実用の器ではなく、板状の粘土を継ぎ合わされており、時折線刻や手の跡や焼成の色によって表情が立ちのぼります。木の枝や木陰にひっそりたたずみ、環境との対話が試みられているようです。

室内でも2点展示されており、焼きあがった土の色がことのほか美しく、静謐なたたずまいに打たれます。

玄関の間では、アトリエにしまち通りの作品が、作者や絵の傾向ごとに展示されています。以下、羅列ですが紹介します。

クリスマスやハロウィンなど行事の楽しみを表現した絵、花や花火のモチーフをパターン化して構成した絵、なぐりがきのクレパスが存在そのものをとらえた絵、富士山や月と星の夜など風景と幻想をクレパスと水彩で美しく表現した絵。

「生きていてよかった それを感じたくて…」と広島にまつわる歌の言葉をつづった絵、黒々とした機関車の絵、衝動の赴くままに好きな消防車を躍動感いっぱいに描いた絵、動物のカバを素直に大きくとらえた絵、身近な文具を組み合わせて画面構成を試みた絵。

ハムスターの姿を幾何学的に分割しパッチワークのように色を組み合わせた絵、レインボーカラーに塗ったクレパス下地を黒色で塗り込めてハート型などを掻き抜いた絵、紅葉や桜など季節感を表現した絵、ポケットモンスターに出てくるキャラクターたちを模った粘土による立体。

習慣的に絵を描くという時間が重ねられ、イメージと手の結びつきが強くなり、表現の幅に遊びや熟達の兆しが見られます。展示方法に一つ注文をつければ、もともと無題が多いためでもあるのですが、作品名の案内が無かったのは残念です。作品名は絵に込められた思いを探るよすがとなります。今後は表示をぜひお願いしたいと思います。

階段下から奥の間の西側にかけては、寺岡義雄(栗の木寮)さんの作品「色いろ」シリーズ作品3点が続きます。段ボール、または画用紙の上に顔料系マーカーまたはクレパスを使い、いろんな色を使ってぐるぐるとうずまきや線などの幾何学的な模様や殴り書きの線を繰り返し描き、それを何層にも重ねています。段ボールに描いた絵は、枠取りで画面を左右に2分割し、マーカーの色を重ねる順番を変え、上に乗せられる基調色から、青系、ピンク~赤系に分けられています。より大きな画用紙で描いた絵は、模様を描くそれぞれ色が手の動きに合わせて海の底で動く波のように引いては押し寄せ、あわいで交じり合いながら画面に光と陰の空間を生んでいます。もう一つ画用紙に描かれた絵は先の幾何学的な積み重ねから打って変わって、クレパスで描きなぐり、面が現れる筆致そのものを味わっているように見えます。

続けての展示が西村美由紀氏、日根伸夫氏の照明インスタレーション3作品です。光の3原色や分光といった原理を応用しながら、光が拡散し、影が生まれ、ゆらぐ様子を回転や時間の制御を使って表現しています。照明デザイナーである二人は、これまでもきりん舎の展示で作品にあてる照明を調整してきました。作品の特徴を的確にとらえて引き立てる工夫は、寺岡さんの作品群との響き合いにおいても存分に発揮されていました。

奥の間西側は、玉井勝さん(栗の木寮)の「Forever AKB48」シリーズの6作品が目に入ります。アイドルグループ名に合わせて、機関車(?)、飛行機(飛行船?)、ビーチパラソル、テレビカメラ、釣りをする女の子(?)などが軽快な線で描かれています。細くても迷いのない線、とりどりの色合い、旅行やリゾートを思わせるイメージなどの表現にブレが無く、ポップで楽しい雰囲気があって明るい気持ちになります。

続いて坂東明さん(栗の木寮)の「野菜」は、大根やカブなど4つの冬野菜が土にもぐっているところを断面的に描いています。おそらくご本人が育てている野菜を絵にしていると思われます。というのも、野菜にはひげ根がたくさん生えており、それらを育てている畝のようなものも野菜の下に示すように描いているのです。作者の掴んでいるリアルな感触や愛着が伝わる絵です。

   窓際から東側は、高谷知恵子さん(宮津産ホーム)の5作品。真摯な観察眼と生活感や生命観が織り込まれています。「カーネーション」「もくれん」「天女」「夜桜」は、大きな紙に太い墨の筆が闊達に走り、母への思い、モチーフに託された艶やかさやしなやかさ、生命の力などが捉えられています。とりわけ「すずらん」は、「茎のところの表現が難しかった」とのコメントの通り苦心が感じられ、対象と向き合う力の強さが感じられました。

松浦つかさ氏からは3点の木彫が展示されていました。松浦氏は、仏師として、また現代アートのオブジェ作家としても活躍しています。今回は一塊の木片や丸太の節目から仏が現れており、古材の梁を展示台に使ったりして、実験的な試みとして展示したということです。それらは漆を少し添える程度で色付けされていますが、彫刻の跡は浅く荒削りで、そこに見えた仏の姿に従って最低限の手だけを添えるというアプローチです。節だった木の塊が放つ存在感、線刻に近い淡い表情は、円空さんの仏に近いように思えました。

7月21日土曜日には岸田氏によるギターソロライブもあり、ギャラリーは心地良い音に包まれました。ギターの音色は柔らかで、作品群との相性も抜群で、いつまでも聴いていたいようなライブでした。次回の展示では、もしかすると岸田氏のライブが拡大版で見られるかもしれません。どうぞお楽しみに。

5/12 スケッチ会を開催しました

  アトリエにしまち通り(「アトリエにしまち通りオープンしました。」参照)の活動は開始から約一年が経ちました。

5月12日、初めての試みとなる野外スケッチを開催しました。

この日は少し涼しく気持ちの良いおでかけ日和。バスできりん舎から宮津市にある丹後うみとほしの見える丘公園へ出かけ、楽しい一日となりました。

公園に到着した一行はカフェのある広場を拠点にして、参加者めいめい描く場所を決めて座りました。ほとんどの参加者はアトリエの中で絵を描くことに慣れていても、野外ではほとんど経験がありません。少しとまどっていた様子ですが、やがて思い思いに鉛筆や絵筆を握ってスケッチを始めました。

いち早く画用紙に向かったのがSくん。彼は普段から消防車やレスキュー車などを力強くすばやく描いています。この日は、公園に行く途中に見た海の色が印象に残ったのか、普段あまり使わない青色のパステルを手に取りました。また漁船の絵にも初挑戦し「小金井丸」という船名を紙に描き足しました。その後は消防車などに落ち着いたようですが、短い時間で18枚ほどの絵を描きました。その集中力には驚きます。

Mさんも早々描き始めました。点描的表現を使って、目の前にある木と山の色や形を丁寧に辿っていきます。次の絵では、絵筆から色鉛筆に持ち替えて、より繊細なパターン表現に挑戦です。。若葉の季節であるいま、萌え出ずる木々の様子もさまざまで、パッチワークのように美しい色の変化を見事に捉えました。描き進むにつれ、想像力が翼を伸ばし、草原には花が描き入れられました。

早々と描きながら外遊びの誘惑にむずむずしてきたKくん、Mちゃんの兄弟は、それぞれ一枚ずつ描いたら周囲を探検しはじめました。広場にはボール、竹ぽっくり、ハンモックなど遊具が置いてあり、かけっこにちょうど良さそうな山にも囲まれています。大人にも見守れて思い切り遊んでも安心です。Kくんは緑色や黄緑色のパステルを手に取り、強く描き入れていました。山のようにも見えますが、景色が気にったのでしょうか。きれいな三角形の並ぶ絵になりました。Mちゃんは、池にいっぱいいたオタマジャクシを描いています。元気よく泳ぐオタマジャクシは丸々とかわいらしくMちゃんが気にいったのも納得です。

Yさんは、広い景色を目に前にして、描く対象を定めるのに少々苦戦したようです。カフェやベンチなどの構造物に着目したのは良いアイデアでした。建物の下で人びとのくつろぐ姿にひかれたようです。形を正確にとらえるのは難しかったと思いますがあきらめず挑戦する様子が印象に残りました。緑に囲まれた人の営みをしっかり観察したのではないでしょうか。

Hさんは、周囲を観察しつつ目の前に広がる景色に溶け込むようにして描き始めました。水彩絵の具を多めの水で溶かして、紙の上にさまざまな色・形を落としています。色を混ぜないので、明るく透明な画面になりました。緑を基調に、黄緑、黄、赤茶、黄土などすっと伸びた筆触から生まれる色合いの変化が美しく、5月という季節をうまく表現していました。

途中おやつタイムもはさんで、終始おだやかで楽しく進んだスケッチ会となりました。はじめての試みで参加者もスタッフもややとまどった部分もありましたが、みなそれぞれに新たな発見があったようで、外で描くという行為が刺激になって、今後の描画にも影響が見られるかもしれないと思いました。またスケッチ会については企画できたら良いと思います。今回の反省などもふまえて次回のアトリエ活動につなげていきたいと思います。

アトリエにしまち通りオープンしました。

4月22日、アトリエにしまち通りオープンしました。

アトリエにしまち通り”は、参加者2人とご家族を迎えて無事に初回を終えました。

のびのびとした良い絵が出来上がり、アトリエ内に展示してあります。みんなで、次回を楽しみにしています。

関心を持たれた方のご連絡をお待ちしています。以下いずれの方法でも結構です。

☎:0773.42.0277(夜:0773.43.2428)

携帯:090-3039-6788

e-mail:shiobrbr@pearl.ocn.ne.jp

NPO法人きりん舎

綾部市西町通り2丁目91番

アトリエにしまち通り

アトリエにしまち通りオープンしました。
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私たちは、アール・ブリュット作品を展示するギャラリーを開設して6年目になります。2017年4月から、障害を持って暮らしている方が、創作・表現活動に楽しみを見出し、寛げるようなアトリエを開設しています。特別な指導・教育は行わず、本人の思いを自由に表現できる場にしたいと考えています。将来は、創作された作品の展示会や、各種のワークショップなどを楽しむ計画をも持っています。

場所:市内西町2丁目 ギャラリーきりん舎(予定:変更する場合もあります。)

日時:毎月、第2・4土曜日、2時から4時まで(将来日時を増やすこともあります。)

条件:①画材等は無料

②1回につき参加費500円

送迎無し

付き添いは可

…その他ご不明の点があれば、お問い合わせください。

関心を持たれた方のご連絡をお待ちしています。以下いずれの方法でも結構です。

☎:0773-42-0277(夜:0773-43-2428)

携帯:090-3039-6788

e-mail:Cliffdekai35@ace.ocn.ne.jp

NPO法人きりん舎

綾部市西町通り2丁目91番